くちゃくちゃ漫画 ダメ両親：ば！ その２ Mangaccia Genitori bocciati: BA! Vol.2

＞Che cos'e' il Mangaccia?

 1.　この頃、ヨウコは
立って朝ごはんをたべます

ヨウコ
「なんでか
おせーたろか？」

 2.　ヨウコ
「もし、座ってたべたらな
小動物が現れて…」

3.　ヨウコ
「…ほんでアッシの膝に座んねん
ほんで、アッシの朝ごはん
取りはるねん」

ミレーナちゃん
「ば！」
（ちょーだい！）

 4.　しかしある朝…

ヨウコ
「お、ミレーナちゃんいうたら
おもちゃに夢中になっとるで…」

5.　ヨウコ
「ほな、今日はのんびり
座って、朝ごはん頂こ…」

ミレーナちゃん
「ば！」
（ちょーだい！）

くちゃくちゃ漫画 ダメ両親：ば！ Mangaccia Genitori bocciati: BA!

＞Che cos'e' il Mangaccia?

 1.　公園で、ミレーナちゃんは
いっつも人見知りをします

おばちゃん
「あら、可愛らしい子やこと！
お名前は？」

ヨウコ
「ミレーナなんです…」
とママがお返事！

 2.　しかし、ある日…

おばちゃん
「ほら、おやつ食べよか！」
と孫にお菓子をあげています

ミレーナちゃん
ハッとします！

 3.　ヨウコ
「しもたで！
おやつをジィっと見つめてるで！！」

ミレーナちゃん
おやつにうっとり

 4.　ミレーナちゃん
「ば！」

 5.　「ば」とはなんでしょう？
ブスト アルシツィオ(Busto Arsizio)の
イニシャルではございません
「ちょーだい！」と言っているのです！

ヨウコ
「せやからな、
”そのおやつ、ちょーだいんか！”
って言ってしもてるねん！」

6.　おばちゃん
「あら、あの女の子も
欲しいみたいよ。
あげようか？」

6.　ヨウコ
「食べるためなら
そんなに簡単に
人見知りもやめんのか！」

ミレーナちゃん
聞いてませんし！

くちゃくちゃ漫画 ダメ両親：キャッツアイと忍者 Mangaccia Genitori bocciati: Occhi di gatto e Ninja

＞Che cos'e' il Mangaccia?

> キャッツアイの他の記事を見る
> Altre puntate di Occhi di gatto

 1.　ある日、レーレは
ミレーナちゃんを
とある所へ連れて行きました…

 2.　それはミレーナおばさんと
ピヌッチョの新しいお家でした。
彼らはつい最近、引っ越したところなのです

 3.　ヨウコ
「お口にチャックでっせ！
キャッツアイのメンバーは
ちょくちょくアジトを変えなあかんねん！

と、今日もヨウコの
無駄な妄想は活気づいています…

 4.　ジョバちゃん
「レーレが言うとったけどな
マンマの妹もおってんて」

ヨウコ
「な、なんと！
ほな、キャッツアイのメンバー
勢揃いやんか！？」

 5.　ってことは、
ミレーナちゃんは
キャッツアイの面接を受けたってこと！

キャッツアイたち
「新しい同僚ねぇ！
ヤッホ！」

ミレーナちゃん
「でも、あたし、にんじゃにも
ならなあかんねんけど…」

6.　ヨウコ
「しもたな！
キャッツアイたちってな
アッシが忍者ってこと
知らんのやわ！」

ジョバちゃん
「ヨウコ
なにしとん？
なんかあったん？」

くちゃくちゃ漫画 ダメ両親：ママの番 Mangaccia Genitori bocciati: Ora tocca a te!

＞Che cos'e' il Mangaccia?

 1.　ミレーナちゃんは
お米のおせんべいが大好きです

ヨウコ
「このおせんべいな、
ポリスチロールみたいな歯ごたえやねん！」

 2.　ミレーナちゃん
それを口に一口入れて
モグモグします…

 3.　ほんでもって
それをプッと吐き出します
「ママちゃん、これ、あげる！」

ヨウコ
「な、なんやてぇ！？」

 4.　ヨウコ
「ミレーナちゃん
アッシは 湿ってへん
おせんべいがええわ
わかった？」

 5.　するとヨウコが一口
ほおばったその瞬間
　ミレーナちゃん
「ママちゃん、ちょーだい、ちょーだい！
それちょーだい！」

6.　こうしてミレーナちゃんは
ママの食べ差しを食べきりました
すると…
「ママちゃん、
あたしのたべさし、あげる
だって、あたし、ママちゃんの
たべさし、たべきったでしょ
だから、これ
ママちゃんのばん！」

ヨウコ
「なんだとぉぉぉ〜？！？！？」

くちゃくちゃ漫画 ダメ両親：被害妄想 Mangaccia Genitori bocciati: Mania di persecuzione

＞Che cos'e' il Mangaccia?

1.　ある日、
ジョバちゃんは思い出しました…

2.　ジョバちゃん
「な、ヨウコ
僕のこと蹴ったやんな
そーやんな？」

ヨウコ
「は、なんと？！」

ヨウコ猫はフーっと威嚇しています

3.　ヨウコ
「ちゃうで。
つま先でツンツンして
起こしよっただけやで！」

ヨウコ

「起きやし！」

ジョバちゃん

「う、うん…」

4.　ジョバちゃん
「嘘や！
痛かってんもん！」

ヨウコ
「それを被害妄想というのだ
ご存知かね？」

ヨウコ猫はフーっと威嚇しています

5.　ジョバちゃん
「妄想ちゃうねん！
被害やねん！！！」

ヨウコ
「あら、ひどい妄想やこと！」

ヨウコ猫はスヤスヤ眠っております

くちゃくちゃ漫画 ダメ両親：童話 Mangaccia Genitori bocciati: Favola

＞Che cos'e' il Mangaccia?

1.　今日も、
我らがジョバちゃんとヨウコは
無駄話に花を咲かせます

ジョバちゃん
「あんたって、
シンデレラの意地悪な継母みたいやな！」

ヨウコ
「あら、おおきに！」

2.　ヨウコ
「童話で言うたらな
マンマってちっちゃいから
赤ずきんちゃんに出てくる
おばあちゃんやな
オオカミにぺろっと一口よな！」

3.　ジョバちゃん
「ほな、ヨウコは
オオカミやな！
で、ミレーナちゃんが
赤ずきんちゃんやねん！」

4.　ミレーナちゃん
「おばあちゃん、
なんでそんな
大きい口なん？」

5.　ヨウコ・オオカミ
「なんでって言うた？
そりゃアッシが
ヨウコやからだっせ〜！」

ミレーナちゃん
「きゃ〜〜〜！」

6.　ヨウコ
「ちょお待ち、
ヨウコはミレーナちゃんの
ママやろ
なんでミレーナちゃんが
怖がるねんな？」

ジョバちゃん
「え？
僕、どんな童話のおばけも怪獣も
ヨウコに比べたら
な〜んともあらへんねんけど！」

くちゃくちゃ漫画 ダメ両親：しちゅもーん！ Mangaccia Genitori bocciati: Ho una domanda!

＞Che cos'e' il Mangaccia?

1.　ある晩、
ジョバちゃんは
またしても熱くなっております
「べらべらベラベラ」

2.　すると、
ミレーナちゃんが手を上げます

ジョバちゃん
「あら、ミレーナちゃん
質問あるのん？
なに？」

3.　ジョバちゃん
「なに？
質問、何やったか忘れたん？」

4.　ジョバちゃん
「じゃあ時間切れ！
ほな、僕しゃべるから聞いてんか！
べらべらベラベラ」

5.　すると、また
ミレーナちゃんが手を上げます

ジョバちゃん
「あら、ミレーナちゃん
質問思い出したん？
言うてみ！」

6.　ジョバちゃん
「ミ、ミレーナちゃん？」

ヨウコ
「ミレーナちゃんに
ユーモアのセンスがあって
ほんま、良かったわぁ！」

くちゃくちゃ漫画 ダメ両親：ジョバちゃんの目 Mangaccia Genitori bocciati: Gli occhi di Giova-chang

＞Che cos'e' il Mangaccia?

1.　ジョバちゃん
「ミレーナちゃん
大きなったよな！
ってことは脳も育ったってことやな！」

ヨウコ
「今日は一体
どんないらん事をするつもりや？」

2.　ジョバちゃん
「ミレーナちゃん
よぉ聞きや！
君のパパは理想的なお父さんでな
しかも美男やねん！」

ヨウコ
「ほれ、アホみたいな事言うてる！」
と思っています

3.　ジョバちゃんとヨウコは
結婚してもう5年も経っておりますので
ジョバちゃんは
ヨウコの心の声を聞き取りました。

ジョバちゃん
「アホみたい？
何言うてんの！
僕がメガネとったら
ほら見てみ！
めっちゃ美しいやろ！！！」

4.　ヨウコ
「何言うとん？！
この間メガネ落ちたときは
あんさん、目ぇ無くなっとったでぇ！」

くちゃくちゃ漫画 ダメ両親：緑 Mangaccia Genitori bocciati: Verde

＞Che cos'e' il Mangaccia?

1.　今日はみんなでお散歩です…

2.　ジョバちゃん
「あ、あそこに
コップがあるで！
緑の飲み物やな！」

3.　ジョバちゃん
「あれ飲んだら、
僕、緑になってしまうわ！
って、僕もう緑やったわ！
あはは！」

ヨウコ
「何言うとん？」

4.　ヨウコ
「あんさん、緑ちゃうで。
縁が緑やねんで！」

ジョバちゃん
「ふ、縁？？？」

くちゃくちゃ漫画 ダメ両親：10 ユーロ Mangaccia Genitori bocciati: 10 euro

＞Che cos'e' il Mangaccia?

1.　ある朝、ジョバちゃんは
とある事に気が付きます…

ジョバちゃん
「はら？僕、ここに10ユーロ
置いとったのに。
どこ行ったんかいな？」

2.　はい、もちろん
ヨウコの仕業です。
しかもこう言います…
ヨウコ
「アッシな、だってな
パニッ狂（くる）っとってん！」

ジョバちゃん
「はぁ、
パニックになっとったんかいな…
そうかいな…」

3.　「パニックになっとった」って
一体どういうこと？？？

ヨウコ
「ほれ、ベッドの下から
小銭見つけたで！」

4.　ヨウコ
「アッシが家の掃除する理由は
これ一つや！
イヒヒ！
今日も稼いだでぇ！！！」

ジョバちゃん
「それ、僕のん…！！！」

5.　そしてある日、
ヨウコは
ミレーナちゃんを連れて
お散歩へでかけます

ヨウコ
「今日はこの子ったら
ご機嫌さんやわ！」

6.　そしてグレーの変な人に
出くわします

グレーの変な人
「あのう、そこのお方
助けてくださいな
アッシの車、ガソリン切れてしもてね
お金もないし困ってますねん！」

7.　ヨウコは
ご機嫌さんやったもんで
ちょっと。おかしいなっとったんでした

ヨウコ
「え、どないしょ？
アッシの小銭はやらへんで！
だってアッシ、苦労して稼いでんもんな！」

8.　ヨウコ
「はいよ、10ユーロ札」

グレーの変な人
「うわ、この人、アホや！」
と思っています

9.　その少し後、
ヨウコは我に返りました…
「しもた！
アッシ、一体何したん？！」

10.　しかしブストは
小さい町…

ヨウコ
「は、あいつは！！！」

11.　ヨウコ
「こら、そこのグレー！
アッシに10ユーロかえせ！
さもないとケーサツ呼ぶぞ！」

グレーの人は
ドびっくらして逃げ去りました。

12.　その数日後…
ジョバちゃん
「ヨウコ、僕な
あの10ユーロのグレーの人
見かけたで」

ヨウコ
「で、アッシのお金
取り戻したんかいな？」

13.　ジョバちゃん
「すぐに逃げてしもたわ！
ほんでも
『パニッ狂（くる）っ』て言っとったんやろ
『パニック』やのうて？」

ヨウコ
「あれ、それって間違いなん？」

14.　ヨウコ
「ほな、今度会うた時に
直したらなあかんわな…」

15.　ですので、このヨウコ
『パニッ狂（くる）』を
上手に使いこなすのでした。

ヨウコ
「お、そこに10ユーロあるで！
アッシ、『パニッ狂（くる）っ』とるさかいにな
あれ、もらってええんやわ！」